Eno.451 船長

船長の酒宴

宴会っつうには酒の量がなさすぎだぜ。
あの船でもっと汲んどくべきだったな畜生。

焼く煙は目に染みるし、食えばまだ肉の味もする。
定期的に食ってりゃ絶海領域ジーランティスを抜けたかどうか
分かるかもしんねぇな。

ま、そんなまどろっこしいことしなくたって、
抜けりゃその場でメディルアリアが迎えにくる。
早えとこその日が来りゃいいが。
おれがヒマ過ぎて消えちまう前に。