Eno.640 フォッカティオ



アリオストス、あなたはそれに価値を見出していた。
僕らはその教えに従い、これ迄を紡いできた。

しかし彼国を見よ!
あの業火と悲鳴を!

ああ、なんという事だろう。
あんなにも素晴らしいものが。

塵芥に消えてゆく。

だからこそ僕は許さない。

ミオスジークでのみ散るべき命を、
容易く踏み躙る行為を。
僕らは許さないだろう。

讃えるべきだろう。

全て。