Eno.451 船長

船長の伝説

世界のほとんどを大海原に覆われた《溟洋の世界》ヴィガイータ。
この世界の人間たちは海の脅威に脅かされながら生きていた。

人の支配する数少ない陸地で発展した国・フラビスは、
国土を囲むエールヴェルト海に出現する幽霊船の脅威に
古くからさらされていた。

この幽霊船がいつから出現したかは判然としない。
少なくとも400年、1000年以上前からという噂さえある。

一説には、かつてこの国の海軍に所属していた将校エールデベルトが、
国を恨んで死んだのち幽霊船の主となり、
関係する船舶を今なお襲っているものと言われている。

なお、この人物が、エールヴェルト海の名の由来にもなっている。