Eno.286 ヴェルヴェット・ヴェーヴ

ピピピ、ピピピピ

「…聞こえるかい?ヴェル、…ヴェルヴェット?」



「聞こえるなら応答を頼………」


マスター〜!!!寂しかったデス〜!!



ワァッうるさっ…じゃなくて、元気な声だね、うん」

「どうせ楽しんでたくせに?」



「マーッ!?楽しかったデスけど…マスターのことは一時も………アッ



「………そうとは思ったけどねぇ、流石にそこまで露骨だと傷つくよ、本当に

「……いつもの事だからこうなるとは思ったけども」




「実の所、君を拾いに行くまでちょっと時間がかかりそうなんだ、ヴェルヴェット、もう1日くらいは船旅を楽しんでおいで。
皆がそれぞれの場所に行くまでには来るから」



*通信が一方的に切れた。


………ソウなんデスカ……マスターちょっと泣いてましタね…
寂しかったのデショウか?心配してくださったノデショウか……?

何にせよまだしばらくは待つ必要がアリますね!