Eno.229 ヨークル・フロイプ

お別れの後に

「絵馬ちゃんとトイの助くん。なかなか面白い子たちでしたね~。」



「あのシマにワタチたちの地脈が通ってれば良かったですのに。」



「他世界に移動した体験や、ワタシの世界には居ない喋るワンちゃんですもんね~。」



「ほんと~、ワタシで埋めて挙げられなかったのが残念です。」



「まぁ~、他世界に移動する術があるという事はとてもとても大きな見地です。」



「地脈が無くていつもの調子が出ないのは大変ですけど~……、その問題が解決できれば他世界のヒトからも知識が貰えますもんね~。」



「ふふ、なんにせよ、2人とも生きてる間にワタシの世界に迷い込んで来て欲しいものです~。
 来てくれたらきちんといただきますからね~。」