その後の話
「ヤマさんこれ!ネックレス!部屋にでも飾っといてください。アンタもうネックレスジャラジャラだし。」
「それから手紙。無事に帰れたら渡そうと思ってたんです。お暇な時にでも。」
「えーっと、それからそれから…」
「落ち着けって。俺は逃げないから。」
帰ってから、島のお土産やら話やら、沢山沢山話をした。
あと、心配かけてごめんなさい、とも。
「帰ってこれたならいいんだよ。」
ヤマさんはそう言って、笑って。
俺は日常に帰ってきた。
海とは無縁の乾いた砂漠の真ん中。
もう、倉庫も、拠点も、蒸留機も、キノコもないけれど。
でも思い出はちゃんとこの首にかけられているから。
だから。
「…また、会えるよな。」
波の音が、聞こえた気がした。
「それから手紙。無事に帰れたら渡そうと思ってたんです。お暇な時にでも。」
「えーっと、それからそれから…」
「落ち着けって。俺は逃げないから。」
帰ってから、島のお土産やら話やら、沢山沢山話をした。
あと、心配かけてごめんなさい、とも。
「帰ってこれたならいいんだよ。」
ヤマさんはそう言って、笑って。
俺は日常に帰ってきた。
海とは無縁の乾いた砂漠の真ん中。
もう、倉庫も、拠点も、蒸留機も、キノコもないけれど。
でも思い出はちゃんとこの首にかけられているから。
だから。
「…また、会えるよな。」
波の音が、聞こえた気がした。