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「そう…あれは俺が星がきらめく夜に、彼女と星を見ていたときだ…」
今宵も2人小高い丘で、夜空を眺めていた。
月のない夜、一際に元気な彼女とでかけていた。
山に比較的囲まれた俺たちの街は、発展途上にあり
この時間となれば建物のあかりもまばらで
夜空がとても綺麗に見える。
俺は生まれてこのかたこの街住まいだし、海は見たことないけれど、こんな感じかななんて言ったら。
「私は一度だけ見たことがある。
青々とした草原のようだった、それでいてそのものが生きているような。
…暫く、行っていない。」
暗がりでもなお姿を見失わない、真紅の髪を揺らして。
「じゃあさ、今度行こう。
ここは内陸にある国ではあるが…」
方法はなんとかなんだろ、と言えば
真紅の瞳が困ったように細められた。
「海か、…いつかレイと行きたいのである。」
「俺も行きたい!二人で一緒に行こう、ルヴィ。
あっ…でも流水だからきついかな。」
「多分大丈夫だろう…わからないがな。」
なんて、和気藹々と会話をして…
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「いたはずなのに俺のルヴィは?!!」
おかしい。
夜空を眺めていたはずだ。
目の前の星空は、今や水平線となって
見渡せば海と砂。なにもねえ!
まさか恋人を隣にして寝落ちでもしたか。
異世界にでも急にとばされたか。
置かれた状況、まさに遭難とでもいうべき状態だ。
だったらどうにかして、帰らねばならない。
一つ深呼吸して、どうにかなるだろ。
そんなふうに楽観視して、とりあえず砂浜を歩き始めた…
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「んっ?ていうか愛銃持ったままじゃないか!?
…あ!しかも魔弾撃てないし!…どうすんだこれー…」