Eno.248 G-1911

無人星ならぬ無人島

ぼくは、G-1911。当然本名ではない。
ぼくの組織、宇宙開発・探索組織『ローカス・リモラ』ではぼくは本名ではなく
G-1911とよばれていて……名前の通り、宇宙開発ができそうな場所を探す
という任務があります。

そのなかでもぼくは、マリス・ステラ星の海を探す任務を任されていて、
今回の任務もそれを探す予定だったのですが……

「どおしてこんなところに~?」



ぼくがたどり着いてしまったのは
海は海でも、星ではなくただの海なのでした。

「一応救難信号を送ってみましたし、ぼくの位置がわかって
 仲間が迎えるにくるといいなぁ
 装備はそのままあるので、なんとか生きていけそうですけど~……

 でも。」



「……クンクン
 ……たぶん、ヒトの気配しますね。
 無人の島ではないのかもしれないですねぇ~」