RECORD

Eno.281 埋火のグラディアドールの記録

調査記録.4 Sr.レヴン

長らく日誌が途絶えていたのは、事態が目まぐるしく移り変わっていたからに他ならない。
騎士カバリェロであるSr.レヴンより聖シュガーレスのあらましを教わった。

あの少女の亡骸は幽鬼プリムラ・マーメルクリアの伴侶である。
だがアムニアストゥーラと会った際、
エルノアウローラとナハネアウローラ、どちらの子も彼女が産んだと聞いた。

つまり、あの竜の子らはいずれも不義の子であり、
事態はプリムラ・マーメルクリアと聖シュガーレス、祖竜アムニアストゥーラの
複雑怪奇なる三つ巴の関係から成る。

だが何故プリムラ・マーメルクリアが聖シュガーレスに手をかけたのかは
依然として不透明な部分であった。

Sr.レヴンの紹介により、悪辣なる触手の人外と会う事になった。
どうやら彼は聖シュガーレスにナイフを貸した者であり……
かの聖女の知られざる一面を知る数少ない人物であるらしい。

あまりエルノアウローラに幽鬼を任せる時間を長くしたくはない。
速やかに情報を集め、調停の段取りを進めなければ。

私は こんなところで終わるような人間ではない。