RECORD

Eno.100 黒夢の記録

追憶

これは 黒夢白夢の一部だった時の話

おぼろげだけど 覚えている話

私には 仲間がいた

もう顔もあんまり思い出せないけど

はじめてであった私にも
やさしくしてくれた
受け入れてくれた

だから
守りたかった
私の命に替えてでも

でも 守れなかった

飛べないはずの翅で空を駆けた私を
無慈悲な矢の雨が
貫いた

暗い 暗い 闇に落ちていく私

次に目を覚ました時には

私は かいぶつに なっていた

守りたかった その一心で

何度も何度も何度も何度も

時を巻き戻した

でもまた 守れなかった

わたしは なにも まもれなかった

きっと 今の私は罰を受けている

誰も 守れなかった 罪の