RECORD

Eno.86 ダンテ・シンセシアの記録

悪魔の独白

15になる時、私の前に悪魔が現れた。

曰く、私は魔神の子供なんだと。

曰く、私は王になるべき存在なのだと。

正直あまり信じてなかった、けど実際目の前に悪魔がいるんだから信じるしかないわよね?
今の私はもう1人の私……まぁダンテが生み出した人格なのだけど、何故そっちに話を持ちかけてきたのか。

「簡単なことだよ、君の方が魔神として相応しいだろう?
あっちの君はちょっと子供すぎる……と言うよりは人間味が強すぎる。
今の君みたいに人から隔絶されたような存在の方が力を強く使えるはずだからね。」

まぁ、そうなのかもね。
私は人としての扱いをもはや受けてないもの。
それも魔神と人の子供だからって言う理由があるのかもね。

「さて、本題だ。
君にはもう1つの人格を排除してもらってその力を使いこなしてもらわなければならない。
まぁ、主人格の方の君を消すのは難儀するだろうが、問題は無い。
17歳くらいかな、そのくらいで君の自我は崩壊して破壊の限りを尽くす化け物になる。
まあ、そうならないように細工してあげるから、後は力の使い方を覚えてね。」

急に言って私の腕に刻印?みたいなのをなんか刻むし、力って……そんな急に言われても、まぁやるけどさ?
ダンテにもこの国にもムカついてるし、全部壊してあげる。

「じゃ、またね、あーあと面白い場所があるから行けるようになったら連れて行ってあげる。
私の主宛に招待状届いてるからさ。」