RECORD
Eno.212 フィオルライレの記録
【人の頁】お母さん
酒場で僕の母親のことを言及されて。
こんな深く考えた事無かった。
小さい頃、なんの手がかりもなくお母さんを探そうと1人で家を出た事が幾度かあった。
お母さんが帰ってくれば、お父さんの心の病気も治って、叔父さんの家を出て家族3人で暮らせると思っていた。
夕暮れ、真っ暗で長い長い路地裏、
たくさん歩いて、靴擦れが痛くて涙が出たっけ。
「ぼくににてるおんなのひとしりませんか?」って聞いて回ったような気がする。
似てるかどうかも知らないのに。顔も何も。
挙句に迷子になって、それですぐ警察の人に連れて行かれて、叔父さんに怒られた。
いつからか諦めて、全部諦めて
「もういいや」「仕方ないや」ってなっていた。
そのうち諦めたことすらも忘れて、今に至って。
会いたい、のかな。
それももうわからない。
あれ?
ここはどこ?
真っ暗だ。
あの頃みたいに。
こんな深く考えた事無かった。
小さい頃、なんの手がかりもなくお母さんを探そうと1人で家を出た事が幾度かあった。
お母さんが帰ってくれば、お父さんの心の病気も治って、叔父さんの家を出て家族3人で暮らせると思っていた。
夕暮れ、真っ暗で長い長い路地裏、
たくさん歩いて、靴擦れが痛くて涙が出たっけ。
「ぼくににてるおんなのひとしりませんか?」って聞いて回ったような気がする。
似てるかどうかも知らないのに。顔も何も。
挙句に迷子になって、それですぐ警察の人に連れて行かれて、叔父さんに怒られた。
いつからか諦めて、全部諦めて
「もういいや」「仕方ないや」ってなっていた。
そのうち諦めたことすらも忘れて、今に至って。
会いたい、のかな。
それももうわからない。
あれ?
ここはどこ?
真っ暗だ。
あの頃みたいに。