RECORD

Eno.270 タニムラ ミカゼの記録

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 プランターに水をやって。
 軽く埃を集めて掃除。

 窓は常に開けっ放し。
 窓際の物が雨ざらしでやや朽ちかけて。

「…………」


 持ってきたごみ袋には、埃しか入れられなかった。

「………」


 そもそもどれが燃やせるゴミで、どれが燃やせないゴミなんだ。
 見れば分かるのに、それすらも曖昧になっていく。

 いっその事、全部燃やしてしまえば楽になれるのだろうか。

「そんな事」


 出来るわけがない。

 此処は借り部屋なわけで、放火なんてしたら闘技者も管理者もすっ飛んで来るしたくない、覚悟のない、言い訳をただ連ねる

 だから今日は。いや、今回も。
 君が居た場所に引き籠もって、もう思い出せない君を思い描くしかなかった。