RECORD
Eno.267 鳴瀬 明輝の記録
とある日の会話3
「私のせいで」
「……」
珍しく柊果 瑠璃に飲みに誘われたと思ったらこれである。
口を開けばめそめそと。らしくない。
少し苛立ちつつ雑に煙草を消した榊原 誠が口を開く。
「なら、今より強くなればいいんじゃねぇか?めそめそめそめそしてる暇があったらその時間稽古に当てればいい」
「…………」
「あの人の引退が自分のせいだと思うならそうさせないように強くなれ。上の立場に立って引き止めればいいだろ」
ま、無理だと思うがな。
そう思いながら新しい煙草に火をつける。
しかし、榊原は後にこの言葉に後悔する。
この日以来、寝る間も惜しんで刀を握り、暇さえあれば深夜都市に乗り込み、魔法生命体を倒しまくり、上司権限で鳴瀬を引き止めたことに。
ある意味、この榊原の一言が柊果 瑠璃という人間の性格を変えてしまったのだ。
「……」
珍しく柊果 瑠璃に飲みに誘われたと思ったらこれである。
口を開けばめそめそと。らしくない。
少し苛立ちつつ雑に煙草を消した榊原 誠が口を開く。
「なら、今より強くなればいいんじゃねぇか?めそめそめそめそしてる暇があったらその時間稽古に当てればいい」
「…………」
「あの人の引退が自分のせいだと思うならそうさせないように強くなれ。上の立場に立って引き止めればいいだろ」
ま、無理だと思うがな。
そう思いながら新しい煙草に火をつける。
しかし、榊原は後にこの言葉に後悔する。
この日以来、寝る間も惜しんで刀を握り、暇さえあれば深夜都市に乗り込み、魔法生命体を倒しまくり、上司権限で鳴瀬を引き止めたことに。
ある意味、この榊原の一言が柊果 瑠璃という人間の性格を変えてしまったのだ。