RECORD

Eno.136 鈴庭ダイナの記録

生きる誰もがいつか必ず墜落する飛行機に乗っている。
それが明日なのか三年後なのか百年後なのかはわからない。
墜落を回避することはできないし飛行機を降りることもできない。
病で、老いで、傷で、透明さから遠ざかって、
欲にまみれて、絶望して、くすんで、朽ちて、苦しんで死んでいく。
心の中に描く理想に見下ろされながら。
ボクは思った、なんて理不尽なんだろうって。
生きるってことは死に近づくってこと。刑罰みたい。
やがて何の意味もなくなるということを受け入れる?
何もかもが生まれてきたことの罪に対する罰。
そうだとわかればそのどれもが不思議と苦しくはなくなった。
みんなもそれがわかればいいのにな。