RECORD

Eno.98 シスターと真竜と魔王の記録

13:それは[ノア]

死んだ人間性ノーウェアを模倣したに過ぎない
どれほど愛を語ろうとも
それは"騙る"以上の意味を持たない
互いに高め合い認め合っていたシャルとの別れすら
今の化物ノアにとっては演技RPしか見えていない
其れだけ淫魔プラエドから言われた"お遊びの定義"が、後に息子と認めた男の嫁ブルーバードから聞いた淫魔の言葉とは正反対の証言が
呪いのように人間性ノーウェアを蝕んだ
愛が分からなくなったのは其処からだ
淫魔に何度も相談しようとした…けれど機会を得られず、結局分からずじまい

だから模倣対象ならやるだろう事で応える事にした
優しく、愛を学び、慈愛に溢れた完璧な演技理想の処刑人であれただろうか
なんて、お遊びに意味を問う意味もなく
只、求められた理想像を見せていくだけ
謂わば擬態処理か

そうして完遂された今、ノアの中に有るのは
"愛なんてそんなものか"
という軽視した想いでしかないそれを与えようとした淫魔も愛する人につきっきりだし
だから愛と言うものを信じていないし自分に愛はなく
愛されるなんてことも欲しかったものを得ることももう無いなとそれは割りきっていた
だから悔いになるような事を全て完遂したら、この生に飽いたならば
それは自ら命を絶とうとするだろう
分かりきったこの日々に態々居る必要性は感じないのだから














でも、未来は結局変わらないようで終わりがないのが終わりだなんて誰が言ったか…また生かされる事になるだろう
それが『終わりすら描けない』滑稽な化物の結末



【ノア】