RECORD
Eno.454 Roberto・Fの記録

吸血鬼の手元に手紙が一つ。
フラウィウスからとだけ宛先は無く。
自分の元へ届けられるというくらいであるから、自分を含めた誰かに宛てられているのだろうが。
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手紙を眺めて考えごとをしていた様子を見兼ねたのか、傍らにいた黒髪の娘はそう語り掛け。

以前に来たものは、別な者にあげたのだ。
この手紙とはまた違う行き先だが、たいそう楽しんでいたのを聞き及んでいた。
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吸血鬼と人間が共存するこの国では、この吸血鬼は聖職者として立場を持っている。
それは決して低くはなく、よその世界にうつつを抜かしている場合ではない。
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そうして結構お気軽に出場が決まった。
吸血鬼はうきうきで久しぶりのお出かけをしにいったという・・・
前日譚

「・・・ふむ。またか、このような手紙が届くのも・・・。」
吸血鬼の手元に手紙が一つ。
フラウィウスからとだけ宛先は無く。
自分の元へ届けられるというくらいであるから、自分を含めた誰かに宛てられているのだろうが。
「お母様、そのお手紙は?」
手紙を眺めて考えごとをしていた様子を見兼ねたのか、傍らにいた黒髪の娘はそう語り掛け。

「ああ・・・いやこのような異世界への渡航が可能となるような・・・モノがまたきたなと。」
以前に来たものは、別な者にあげたのだ。
この手紙とはまた違う行き先だが、たいそう楽しんでいたのを聞き及んでいた。
「どうやら戦いができる場所のようだわ、いいなぁ。」

「しかし私が此処を離れるのはな、・・・勿論かなり興味をそそられる。
古今東西どころでなし、腕の経つものが集まるのだから・・・。」
吸血鬼と人間が共存するこの国では、この吸血鬼は聖職者として立場を持っている。
それは決して低くはなく、よその世界にうつつを抜かしている場合ではない。
「でも、一か月くらいのようだから・・・その間私が代理をすれば大丈夫だと思う。」

「・・・任せてよいか?」
「いいとも!!」
そうして結構お気軽に出場が決まった。
吸血鬼はうきうきで久しぶりのお出かけをしにいったという・・・
「お母様あんなに嬉しそう。私は代理頑張らないといけませんね・・・」