RECORD

Eno.276 リベレの記録

バイト百景 その1

「まさか本当に仕事を取ってきてくれるとはな……」


「ボーナス! 昇給!」


「アタシがそんな安い女に見えるってのか」


「そもそも僕、自分のファイトマネーを手出しして
 店長に依頼したんですけど。こんなのマッチポンプです」


「だってテメェ給料はファイトマネーじゃなくて
 こっちの通貨で積み立てしてほしいんだろ。
 こうするしかねーじゃん」


「て、店長さん、リベレは闘技も頑張ってるし……
 少しはご褒美があってもいいと私は思うな」


「そ~~~おか……?」


(店長、あの子には甘いんだよな……いけるか……?)


「ダメ! こんなヒヨッコわかばマークを
 甘やかしちゃいけね~ンだよ。
 1000勝してから出直して来い!」


「アタシが闘技者だった頃はうんぬんかんぬん」


「ダメだった、ごめんねリベレ」


「微妙にいけそうな数字を提示して来られたあたり、
 健闘しましたよ……!」