RECORD

Eno.4 七一二の記録

没有自信

自分の感情も、相棒の感情も、
どう思ってるかなんてあまり自信が持てない。
もっと縛り付けるべきだった?
しっかり躾けておくべきだった?

ああ、違うなあ。もういらないんだ。
枷も必要なくて、僕が上にいる必要もないんだ。

自ら成り下がっておいて、裏切るなんて。
僕の話なんて聞きたくなかったんだなあ。




何もかも今更すぎるのだ。
重ねた年月の分、彼の思考は沈澱した滓のように濁っていた。
こうして自身に問うたところで、出せる答えは自分が考えられることしか出せない。

目の前のことすら見えていないで、極端な思考は極論を生む。
雨は降って地を固めないし、泥濘に沈んでいくみたいだ。



考えれば考えるほど嫌な気持ちになる。
嫌いになったわけじゃない。
好きだよ。大好きさ。
そうだよね?きっとそう。


この二百年、何の価値もなかったのかな 。