RECORD
Eno.215 アカシの記録

今日も掲示板を眺める。
最近は連闘の制覇者も増えてきた。
こうしてあの場が賑わっているのは、オフシーズンからは考えられないことだった。
今はとても楽しい。こうして切磋琢磨し合える人々がいるのは、今の俺にはとても誇らしいことだ。

そうして、記録はまた移り変わっていく。
一位を不動の座とするもの。
先駆者として記録に残り続け、踏み躙られる者。
相手が不明なる闇の中、誰よりも勝ち続けるもの。
誰かに一番応援されたもの。

こうして、みなが各々の目標へと走っていく過程を。俺は毎日のように眺めている。
それだけで幸せなのだ。
決して自分では踏み躙れない世界が、目の前に広がっている。自分はその中の一員で、人間として生きられる。

そこに、俺の名前は残っているのだろうか。
いつか、誰の記憶からも忘れ去られてしまわないだろうか。
俺という"人間"だった記録は、何処へ。

悪魔として生きる。
その休憩がてら、人間として生きる。
仮にそのように振る舞うとして……
生きるとは、誰かの記憶に残り続けることであり。
多くの人の記憶に残るには、確固たる記録として残され続ける必要があり。
己は、その条件を満たしていないのかもしれない。
![]()
息苦しいものだ。
はやく自分をチヤホヤしてくれる美女集団がデリバリーされないものだろうか、なんて。
くだらないことを考えながら、今日も瞼を閉じる。
腹が空いた。
記録
「……おぉ、その武器でここまで来れんのか。へぇ、やるなぁ……」
今日も掲示板を眺める。
最近は連闘の制覇者も増えてきた。
こうしてあの場が賑わっているのは、オフシーズンからは考えられないことだった。
今はとても楽しい。こうして切磋琢磨し合える人々がいるのは、今の俺にはとても誇らしいことだ。
「……」
そうして、記録はまた移り変わっていく。
一位を不動の座とするもの。
先駆者として記録に残り続け、踏み躙られる者。
相手が不明なる闇の中、誰よりも勝ち続けるもの。
誰かに一番応援されたもの。
「……いやぁ、よくできたもんだ」
こうして、みなが各々の目標へと走っていく過程を。俺は毎日のように眺めている。
それだけで幸せなのだ。
決して自分では踏み躙れない世界が、目の前に広がっている。自分はその中の一員で、人間として生きられる。
「……」
そこに、俺の名前は残っているのだろうか。
いつか、誰の記憶からも忘れ去られてしまわないだろうか。
俺という"人間"だった記録は、何処へ。
「別に、トップを狙いたい訳じゃあない。だが……」
悪魔として生きる。
その休憩がてら、人間として生きる。
仮にそのように振る舞うとして……
生きるとは、誰かの記憶に残り続けることであり。
多くの人の記憶に残るには、確固たる記録として残され続ける必要があり。
己は、その条件を満たしていないのかもしれない。
「……結局、気にしてるじゃねーか」
息苦しいものだ。
はやく自分をチヤホヤしてくれる美女集団がデリバリーされないものだろうか、なんて。
くだらないことを考えながら、今日も瞼を閉じる。
腹が空いた。