RECORD

Eno.294 男子高校生らしいなにかの記録

“オレ”と“妹”

“オレ”は妹を守り抜いて、終わった。
いまここにいる“シンイリ”は、そいつが残した影法師だ。
どうやら“オレ”は、妹が傷つくかもと思うと抑えがきかないらしい。
そんな話を、テルルにした。

まあなんというか、えらい怒られた。
ありゃ相当怒ってた。怒ってたし、悲しんでたと思う。
まーーーなーーーー。
兄貴が自分のためにノータイムでヒ○ゴ○シするかもとかなるとな。
ずいぶん心配をかけちまった。

でもまあ、なんというか。
おかげでちょっと落ち着いた気がする。

“シンイリ”は“オレ”じゃないし、“オレ”は“シンイリ”じゃない。
“テルル”は“オレ”の“妹”じゃないけど、
“シンイリ”にとって“テルル”はかわいい妹だ。
家族、なんて言葉で逃げるなよ、とまで言われたら、
ハイすみませんでしたと正座するしかないってもんだ。
本当に、馬鹿兄貴にはもったいない、いい妹だ。
最初は男子だと思っててすみませんでした。
でも最近えらい色気が出てきてにいちゃんちょっと心配だよマジで。

それはともかく。

正直、“オレ”のことはいまでもわからない。
でもまあ、たしかにテルルの言った通り、
もう、おつかれさま、でいい気はする。
オレが“オレ”と地続きである以上、衝動はまだあるんだろうけど、
あの夜の記憶があればきっと大丈夫だ。
ルファさんをさらいに行くことについても、
無理な取捨選択をしなくてもいいように相談しようと思う。

三色の針が、時を刻む音が聞こえる。
手の中の重みが、オレをつなぎとめてくれる。

ありがとう、テルル。
オレの、シンイリの自慢の、かわいい妹。
これからもよろしく。



それはそれとして
そんなかわいいかわいいだいじなテルルを不埒な目で見るやからには
今後もガルガルしていこうとおもいますので
どいつもこいつもいつでもどんだけでもかかってこいやオラァ……!!!!
こっちからは襲い掛からないように気をつけるけどな!!!!