RECORD

Eno.23 透の記録

昨日、灰色約束にて


明日の事なぞ私は知りません。私の身は明日を知る事はありませんから。
ですから私は約束を常避けておりました。どうせ破るのならしない方が得でしょう。する時は破る事を前提に。
友人やらも要りません。この世界には要りません。

勝手に世話を焼くものの事は、可哀想に。そうしなければ気の済まない生き物なのだと思っております。

では何故私が明日の私を約束し与えたのか。

それは何より、私が面白そうだと思ったからです。

それに付随した――例えば暴力であるとか、人の心の事だとか。そんな事はいちいち気にしません。気にしたいものだけが気にすれば良いでしょう。

――イモムシに、


それもまあ良いでしょう。ええ、私というものは矛盾しているのです。
探して見つけたい、自由じゃなくなるのは嫌だ。等と言いながら、別に芋虫だって構わないと言うのです。

ですが実際そうでしたから。それ以上どう表せば良いのでしょうね。

そもあなただって。飼われたいと思うか、みたいな。そんな。
自由を剥奪する話をしていたじゃありませんか。

ねえ。

出来るものならやってご覧なさい。