RECORD

Eno.160 ノラ・ドニーニャの記録

ト書きの裏

ほんとはいくらでも、ありったけの言葉を尽くして語れた。
でも僕だって、言っていいことと悪いことと、
それから『言わなくていいこと』くらいはわかる。

今の気持ちは? とか。
なんでこんな戦い方を取ったのか? とか。

でもまあ、ちょっとぐらい可愛げで着飾っておかなきゃね。

だってこれは興行なんだから!


血は流れても至ってはいけない。
過激であっても助かるものでなければいけない。
戦乱の時代は終わったんだから。




輝かしい闘技者と、星と、勝利と、歓声。
あるのはそれだけ、きらびやかなものだけ。






「その方がモテると思うし……」