RECORD
Eno.208 《4i.無感動》の記録
未収録恐怖一覧
題名:『無気力の星』
ライブラリーコード:未収監
特別所蔵プロトコル:
無気力の星は行方が分かっておらず、現在も調査中です。
採取されたガスに関しては、容器は温度112Kの真空密封チャンバー内で保管し、取り扱う際はガス不透過化学防護服が必要となります。
補完場所に安置された封印報告書は定期的にメンテナンスを行い、必要に応じて追加記載します。
次元転移を行った可能性が最も高く、発見次第、プロジェクト『堕天-4』の発令が予定されています。
──────────────────────────────────────
概要:
無気力の星は異常特性原子により構成される星雲状知的生命体です。
星雲状知的生命体は近くに存在する生命体の精神を汚染しながら、その生命体が持つ感情情報を抜き取り強制的に異常特性原子へと変換しています。原子核と電子の再結合によるバルマー系列の輝線放射を可能としているようです。
この異常特性原子へと変換する際に無数の固体微粒子や気体が高密度に集積し、星間ガスに近い形状をとっているのではと推測されています。
無気力の星で気体であり、112Kの沸点を持ち、非可燃性です。
彩度の高い赤と青の色味と「腐った果実」と表現される独特の臭気が特徴です。
無気力の星は自身を構成するガスを広げ、接触範囲内の生命体のみに作用する身体的、精神的硬直、停止を引き起こす事ができます。※1
この事から、無気力の星は接触範囲内の生命体をガスによって停止させ、その上で精神汚染による生命情報の簒奪によって増殖、拡大しているものと推察されます。
████年9月█8日、████に現れたこの恐怖は、周辺地域の動植物を根絶やしにしながらゆっくりと移動し、最大最大にして、1800万ヘクタールの人間を含めた動植物を食い荒らしていきました。
被害にあった国は、農作物の損失による経済的被害に加え、食糧難や家畜の飼料不足、人口不足が加速し、現在も復旧が遅れています。
この被害は『カバーストーリー:パンデミック』『カバーストーリー:紛争』によってカバーされています。
無気力の星は明確に知性を有しており※2、電気信号により、一部会話をする事に成功しています。
内容は以下のファイルにまとめております。
『無気力の星との会話録(司書レベルⅣ以上推奨』
無気力の星の目的は『████████こと』であり、その思想観は誤った仏教、西洋宗教に依存したところが多いと考えられています。
無気力の星は明確に人類に敵対心があるというわけではなく、ただ存在をしているだけで被害を起こしていると推測されます。
無気力の星はこれまで3度の収録を試みられましたが、いずれも失敗に終わっています。
3度目、被験体JP-206Mと特殊機動部隊チーム『図録』によると、中途までは収録がうまく行きかけたが、パルシーズ超常拘束力場発生インクを使用して作成された小説が一部不適切な記載によって失敗しました。※3
その後、無気力の星は次元転移を行い、この世界を去った模様です。
これらの事から、図書館内全域において未収録恐怖として指名手配をかけると同時に、次元転移を防ぐ████ネットの強化を呼びかけられています。
──────────────────────────────────────
※1 この停止効果は、心身両方に作用し、文字通り動けなくさせる事に特化しています。この能力を持って、無気力の星は生命体の捕食を時間をかけて行うようです。
※2 会話した博士によると、「知性はあるが人格がない」とのことで、殆ど自己完結した生き物である事が示唆されています。
※3 アダム黙示録偽書は作家が作った完全なるフィクションであり、気体である無気力の星を拘束する為に擬人化描写を多く使用した内容が盛り込まれていました。
ライブラリーコード:未収監
特別所蔵プロトコル:
無気力の星は行方が分かっておらず、現在も調査中です。
採取されたガスに関しては、容器は温度112Kの真空密封チャンバー内で保管し、取り扱う際はガス不透過化学防護服が必要となります。
補完場所に安置された封印報告書は定期的にメンテナンスを行い、必要に応じて追加記載します。
次元転移を行った可能性が最も高く、発見次第、プロジェクト『堕天-4』の発令が予定されています。
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概要:
無気力の星は異常特性原子により構成される星雲状知的生命体です。
星雲状知的生命体は近くに存在する生命体の精神を汚染しながら、その生命体が持つ感情情報を抜き取り強制的に異常特性原子へと変換しています。原子核と電子の再結合によるバルマー系列の輝線放射を可能としているようです。
この異常特性原子へと変換する際に無数の固体微粒子や気体が高密度に集積し、星間ガスに近い形状をとっているのではと推測されています。
無気力の星で気体であり、112Kの沸点を持ち、非可燃性です。
彩度の高い赤と青の色味と「腐った果実」と表現される独特の臭気が特徴です。
無気力の星は自身を構成するガスを広げ、接触範囲内の生命体のみに作用する身体的、精神的硬直、停止を引き起こす事ができます。※1
この事から、無気力の星は接触範囲内の生命体をガスによって停止させ、その上で精神汚染による生命情報の簒奪によって増殖、拡大しているものと推察されます。
████年9月█8日、████に現れたこの恐怖は、周辺地域の動植物を根絶やしにしながらゆっくりと移動し、最大最大にして、1800万ヘクタールの人間を含めた動植物を食い荒らしていきました。
被害にあった国は、農作物の損失による経済的被害に加え、食糧難や家畜の飼料不足、人口不足が加速し、現在も復旧が遅れています。
この被害は『カバーストーリー:パンデミック』『カバーストーリー:紛争』によってカバーされています。
無気力の星は明確に知性を有しており※2、電気信号により、一部会話をする事に成功しています。
内容は以下のファイルにまとめております。
『無気力の星との会話録(司書レベルⅣ以上推奨』
無気力の星の目的は『████████こと』であり、その思想観は誤った仏教、西洋宗教に依存したところが多いと考えられています。
無気力の星は明確に人類に敵対心があるというわけではなく、ただ存在をしているだけで被害を起こしていると推測されます。
無気力の星はこれまで3度の収録を試みられましたが、いずれも失敗に終わっています。
3度目、被験体JP-206Mと特殊機動部隊チーム『図録』によると、中途までは収録がうまく行きかけたが、パルシーズ超常拘束力場発生インクを使用して作成された小説が一部不適切な記載によって失敗しました。※3
その後、無気力の星は次元転移を行い、この世界を去った模様です。
これらの事から、図書館内全域において未収録恐怖として指名手配をかけると同時に、次元転移を防ぐ████ネットの強化を呼びかけられています。
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※1 この停止効果は、心身両方に作用し、文字通り動けなくさせる事に特化しています。この能力を持って、無気力の星は生命体の捕食を時間をかけて行うようです。
※2 会話した博士によると、「知性はあるが人格がない」とのことで、殆ど自己完結した生き物である事が示唆されています。
※3 アダム黙示録偽書は作家が作った完全なるフィクションであり、気体である無気力の星を拘束する為に擬人化描写を多く使用した内容が盛り込まれていました。