RECORD
Eno.677 リュンヌの記録
誰が為の剣
今、この剣は誰の為にある?
今一度問おう、これは……
現在、自身は何を持ってこの剣を振るうか。
それを知る者は誰もいない。
娯楽で剣を振るうつもりもない。
ここでは守るべき者のために振るう事もない。
剣が鈍る。
自身がこうして剣を振るう理由はなんだ?
使命ならば存在する。
しかし、こうして他の世界を渡りつついる限り、それは果たされる事はない。
では、何故こうして今も剣を振るう?
剣が鈍る。
ここには、何もない。
……本当にそう思うか?
月は自問自答を繰り返す。
反芻し、そして理解はしている。
見えぬ何かが、月を覆い隠す。
太陽の剣は、まだ抜かれる事はないのだった。
一つだけ、気がかりがあるとすれば。
自身と関わりがある者だ。
こちらで何も無ければそれで良いが。
……素直では無い、この月は。
影から見守るのだろうか。
……大切な者も、守るべき者も。
ここでは居ない事が至極良い事ではあるが。
存在意義は生まれぬものであるが故に。
どうしようもなく、剣が鈍る。
ただ、それだけだった。
今一度問おう、これは……
現在、自身は何を持ってこの剣を振るうか。
それを知る者は誰もいない。
娯楽で剣を振るうつもりもない。
ここでは守るべき者のために振るう事もない。
剣が鈍る。
自身がこうして剣を振るう理由はなんだ?
使命ならば存在する。
しかし、こうして他の世界を渡りつついる限り、それは果たされる事はない。
では、何故こうして今も剣を振るう?
剣が鈍る。
ここには、何もない。
……本当にそう思うか?
月は自問自答を繰り返す。
反芻し、そして理解はしている。
見えぬ何かが、月を覆い隠す。
太陽の剣は、まだ抜かれる事はないのだった。
一つだけ、気がかりがあるとすれば。
自身と関わりがある者だ。
こちらで何も無ければそれで良いが。
……素直では無い、この月は。
影から見守るのだろうか。
……大切な者も、守るべき者も。
ここでは居ない事が至極良い事ではあるが。
存在意義は生まれぬものであるが故に。
どうしようもなく、剣が鈍る。
ただ、それだけだった。