RECORD

Eno.42 ファリスの記録

日記2:闘技島の人々

ごったがえしている場所もあるけど
一応は規模的には島ひとつ。

到着して二日くらいだが
もう二人も名乗りあった人物がいる。

青い髪、
宿泊施設で絵を描いていた
アレクセイ。アレクと呼んでくれってことだ。
それじゃあ遠慮なくそう呼ばせてもらおう。穏やかで苦労してそうなヤツだ。

白い髪にオッドアイの、
アレクと前に顔だけ合わせてたっぽい
本人曰く名前がないっつう雪月。好きに呼んでいい、らしい。
俺が悩んでたら本人曰く"勝手に呼ばれてる名前"で呼んでいいと提案してくれた。

なんとなく。
俺よりもあいつのほうがきっとそういった事情には詳しそうだなと。
ここに来る俺を見送ってくれた友人、サイラスのことを思い出した。

それ関連でもうひとつ思い出して。

「サイラスのヤツ、
 唐揚げってとても美味しいんだよ~~~!!
 ってはしゃいでたから気になんのにダイナーにはねえんだけど」


「いちばん気にかかること」はほかにあれど。
気を取られすぎては目的は成らず。

唐揚げ探すか、明日は。