RECORD

Eno.264 L = Agrostemmaの記録

瑠璃



深い深い瑠璃色の貴方へ。

わたし / おれ は。

この戦花を捧げましょう。

『アグロステンマ』?

もうそんなのどうでもいいでしょ。

公爵家の戦花、なのだから。

とはいえ。
流石に弟なるものを放っておくのも。
腸が煮えるなあ。
どうしてやろうか。
ねえ、どうしてやりましょうか。
金を持たぬ番犬なんて、番犬なのだろうか。


「貴方はどうしたいの、レン」
「さあ…弟に罪はないからなあ」
「そうねえ」
「でも、一度ぐらい父上にキレてもいいのかもしれない、とは…」
「そうね、ええ、そうよ?」

「「でも怒ってもらうなら、旦那様からも御言葉を」」

「ふふ」
「ははっ」

やっぱり双子なだけはある。