RECORD

Eno.4 七一二の記録

牵狗绳

元に戻りたいと思うからこそ、自分で捨てるほどの勇気はなかった。
偶然、たまたま。痛みの悦に浸っていたからこそ。
外れてしまった腕輪は置き去ってきた。
悪意を込めて。

自分は悪くない。
何もしなければこうはなっていないのだから。

そう思うのに、悔いる気持ちが後を引く。