RECORD

Eno.366 シトラス・オーランティフォリアの記録

ある日の酒場での記録


「お金かぁー。大事ですよねー。
今は良くてもいつ飢饉や戦争があるとも分からないのに。」


「このからあげだって時間になったら取り上げられて、多分捨てられちゃうんです。」
もむもむもむもむ。


「聞いてますかぁ?
爺やも皆も、その辺が分かってない!
平和だから要らないんじゃなくて平和な時に備えなきゃいけないん!です!」
もむもむもむもむもむもむ!


自分のお皿にからあげが増えている事に疑問を持たずに食べ続けている。

「なんでこのお店ジン置いてないんでしょ!
まぁ何でもかんでも置くわけにもいかないか!じゃあしょうがないか!しょうがない!」


「平和……平和かぁ。
私が一人で千人くらい斬り伏せる力があれば向こうも躊躇するかなぁ。
……千だとちょっと足りないかなぁ。一万、いや十万くらい……」
ぶつぶつ。もぐもぐ。


「強く、なりたいなぁ。」