RECORD
Eno.267 鳴瀬 明輝の記録
とある日の会話5
「私のせいだ」
切れる感触。飛び散る。引き抜いて、さやに収める。
『あの人の引退が自分のせいだと思うならそうさせないように強くなれ。上の立場に立って引き止めればいいだろ』
私が代わりに、 桜副隊長 になって、無理にでも───────。
扉を叩く。中からどうぞという声がする。
火傷を隠すように、目には包帯が巻かれている彼がいる。
「鳴瀬 明輝。貴方に渡すものがあります」
「その声……瑠璃ちゃん?えっ?その……急に、な、なんだい?」
「これです……と言っても見えませんか」
その手にはいつぞや渡しそびれた仮面があった。
切れる感触。飛び散る。引き抜いて、さやに収める。
『あの人の引退が自分のせいだと思うならそうさせないように強くなれ。上の立場に立って引き止めればいいだろ』
私が代わりに、 桜副隊長 になって、無理にでも───────。
扉を叩く。中からどうぞという声がする。
火傷を隠すように、目には包帯が巻かれている彼がいる。
「鳴瀬 明輝。貴方に渡すものがあります」
「その声……瑠璃ちゃん?えっ?その……急に、な、なんだい?」
「これです……と言っても見えませんか」
その手にはいつぞや渡しそびれた仮面があった。