RECORD

Eno.48 Siana Lanusの記録

◇02

来るとは思っていたが、少し用意が悪かった。
この身体が戦い続ける事に耐えられる訳は無いと思っていたが、
戦闘後の巻き戻りもあるからある程度は大丈夫だろうと、
慢心していたのはあるかもしれない。


「…………、」



頭がガンガンと響く、所々がギシギシと痛む、視界がグラグラ揺れる、身体が重い。
環境の変化と、戦闘というものに関わる身体負荷とで、
あまりにもたやすく身体が悲鳴を上げていた。

動きすぎて体調を崩す事はフラウィウスに来る前にもまあまああった。
農作業の手伝いやら、見回りやらとで、少し動きすぎるとすぐ寝込むのだ。
運動は控えろとウェレニローズにどやされたことを漠然と思い出す。


「…………じっと、なんか、  してられない  わよ、



今日は休めば明日には多少復調しているだろう。
誰にも会わないように部屋で大人しくしていよう──と。
そうは思ったが、喉が酷く乾いていた。

だから水が欲しかっただけだった。