RECORD
Eno.267 鳴瀬 明輝の記録
鳴瀬 明輝の独り言12
目が覚めて、辞めると言った日以降から代わる代わる誰かが来ては引き止めてきた。
顔も分からない、関わりの薄い人から濃い人まで。
そんなやり取りをしているうちに目が覚めて1年が経っていた。
そろそろここから退院をしたいと思い始めていた頃だ。
「鳴瀬 明輝。貴方に渡すものがあります」
「その声……瑠璃ちゃん?えっ?その……急に、な、なんだい?」
久しぶりに聞いた後輩の声には前のように明るい感じではなかった。
ましてや、呼び捨てになんてされたのは初めてだ。
戸惑いが隠せない。何があった。聞きたいことは山ほどあるのに声が出なかった。
「これです……と言っても見えませんか」
何かが手元にきたので触ってみる。
お面のようだ。
「お面……?なんで?」
「いいからつけてください。早く」
わけも分からず言われるがまま、包帯を解き、つける。
その瞬間、暗闇は消えた。
顔も分からない、関わりの薄い人から濃い人まで。
そんなやり取りをしているうちに目が覚めて1年が経っていた。
そろそろここから退院をしたいと思い始めていた頃だ。
「鳴瀬 明輝。貴方に渡すものがあります」
「その声……瑠璃ちゃん?えっ?その……急に、な、なんだい?」
久しぶりに聞いた後輩の声には前のように明るい感じではなかった。
ましてや、呼び捨てになんてされたのは初めてだ。
戸惑いが隠せない。何があった。聞きたいことは山ほどあるのに声が出なかった。
「これです……と言っても見えませんか」
何かが手元にきたので触ってみる。
お面のようだ。
「お面……?なんで?」
「いいからつけてください。早く」
わけも分からず言われるがまま、包帯を解き、つける。
その瞬間、暗闇は消えた。