RECORD
Eno.104 ネージュ・コルウスの記録

今朝珍しいことにユートゥルナが、ボクに直接教示を乞いに来た。
やっとボクにお近づきになろうとしてくれたんだろうと、
ウキウキしながら持ってきた剣を見せてもらった。
……それは切っ先のない、柄頭の丸い処刑剣だった。



あまりにも不審なので教示を断ってもよかったが、圧に耐え切れなくて折れた。
戦闘用とは別の意味で物騒な剣の扱い方を教わって、あの子はどうするつもりなんだろうか?
ボクの弟子が考えていることは、実にわからない……。
剣のお稽古?
「……先輩。剣の使い方、教えてもらえませんか?」
今朝珍しいことにユートゥルナが、ボクに直接教示を乞いに来た。
やっとボクにお近づきになろうとしてくれたんだろうと、
ウキウキしながら持ってきた剣を見せてもらった。
……それは切っ先のない、柄頭の丸い処刑剣だった。
「ユートゥルナ。持ってくる剣を間違えてないかい?
剣を習うならブロードソードやロングソードとか、そういうのから……」
「…………」
「あ、あー。わかった! わかったから!」
あまりにも不審なので教示を断ってもよかったが、圧に耐え切れなくて折れた。
戦闘用とは別の意味で物騒な剣の扱い方を教わって、あの子はどうするつもりなんだろうか?
ボクの弟子が考えていることは、実にわからない……。