RECORD

Eno.48 Siana Lanusの記録

◇39


想像ついてたけど、ひどい頭痛だし熱が出た。
けれどここのとこずっとうるさかった私の声破滅願望が静かになっただけで、
すごく楽だった。薬ってすごいな。
苦くてびっくりしたけどね。























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「ねえママきいてよ、またパパがあたしのこと怒るのよ。
 みんなに混ざって剣の使い方教わってただけなのに!」


「あらあら、シアーナったら。また男の子たちに混ざってたの?」


「だってパパのおしごと見てるだけなんてつまんないんだもん」


「じゃあシアーナ、どうしてパパは怒るんだと思う?」


「パパが見てなさいって言ったのに、抜け出したから?」


「きっとそれもそうね。あとは……
 きっと、シアーナに危ない事してほしくないのよ」


「それなら変だわ。だって、剣を覚えた方が魔物たちだって倒せるもの」


「もしかすると、剣を振る状況になってほしくないんじゃないかしら?」


「そんなこと言ったって魔物は──」


「────」




……懐かしい夢を見た。
母と対話する夢、……なんでかしら。
現実逃避?それとも、走馬灯だったりして。
そうだったらね。