RECORD

Eno.345 エイサの記録

知人からの手紙

『エイサへ


正直届くかわからないが、手紙を書いてみる。
此方の様子は問題ない。彼とはおかげさまで、というか余計なお世話。
お前に心配される覚えはないな。

それにしても、無人島から帰ってきて今度はどこを彷徨っているかと思えばそんな場所に来ていいたとはな。
僕の方は、真っ当に街の仕事で十分身体を動かせているからお構いなく。
有難くも段々認知されているようで、仕事も回ってきているんだ。
漸く、僕もこの街に馴染めてきたということかもしれないな。

それより、やりすぎるなよ。相手も、お前も。
巻き戻るからと言って、受けた痛みがなくなるわけじゃない。
疵は消えるものじゃない。
生きている限り、蓄積され悼み続けるものなんだ。
勿論、約束を守ってくれるのは嬉しいと思っているけどな。


じゃあ、僕もここで筆を置く。言われなくても、伝えておくよ。
それじゃあ、また。


   
                               カジン 
 

追伸:

無人島からの土産が腐ったブランデーだったの、忘れてないからな??』