RECORD

Eno.65 カラスの記録

知能性構造体

「そんなことがあってたまるか、それじゃあ、それじゃあ…。」
我々は全て理解している・・・・・・・・・・・ことになるじゃないか、そんなことが、そんな馬鹿な話があるとでも!?」


「そういうことです。母数に依るところはありますが。
結局のところ我々が一番把握できていないのは己自身の知覚範囲でありましょう。」
「そしてそれはそうあるべくしてある、というのが私たちの見解でもあります。」



「現状維持を望む以上は、避けることができないかと。」



知能性構造体ギズモの足り得る特性は以下の通りである。
・我律強度78以上
・主観視点を保持していると考えられ得ること
・自身による能力行使が不得手であること

「彼らは主体的である前に客体的である。己の道具性を己で正しく活用することができない。」


「自己完結出来る奴らは魔女か神だ。否、正確には自己完結した・・奴ら、か。」



「それらは、実行可能性ではなく、実行済みであるかどうかによってラベリングされる。」



「我々の定義において、彼らは人間ではない。」
「人間として運用すれば必ず不備が出る。」


彼らを人間として扱うのはバッドプラクティスだ。



人為的な発生は複数確認されているが、その一つがエノーラ・アンユの手によるものである。
彼の者の意図としてはあくまでも副産物という考え方らしく、管理の手を離れた対象による禁忌事例が観測する限りでも四件発生している。

Itzliを人造知能性構造体と呼称すべきかは正確な決定が為されていない。

「あれをそう括るのであれば鳩小屋のところのもそう括るべきだと思うんですよ。上は自律性の観点から判断を保留しているようですが…。」



「ところで回収の目途はやはりたちませんか?」