RECORD

Eno.212 フィオルライレの記録

【人の頁】逃げなさい

怖かった、本当に怖かった
ルルちゃんの手がかりを探して今日も路地を歩いていたら、小さな妖精?みたいなのがいて
本当に大変なことになってしまった。
バーで会ったお兄さんに助けてもらったけど怪我をして…それから

よく覚えていない。
誰かに、いや、内側から
「逃げなさい」と声が聞こえた。
それから酩酊したように
『お母さん』を探した時みたいに朦朧として

気が付いたら、スタンダムさんが助けてくれていた。
体が冷え切って、傷跡もまだ違和感がある。
そんな感じだったので今日は彼の家でお世話になることにした。
本当に、馬鹿みたいな事を言ってしまうんだけど
スタンダムさんみたいなお父さんがいたらな、って思ってしまう。本当のお父さんはいるのにな。

路地は、もう行けないかも。
ルルちゃん…ごめん。探しに行けないよ…