RECORD

Eno.34 シャルティオの記録

【10 “騎士”で在る為に】

 
 とある妖精さんと話をした。
 少しだけ、目が覚めた?

 僕は、裏切り者なんかじゃない。
 違う、違うんだ、僕は。

 己が騎士で在る為に。
 誇れる自分で在る為に。
 うじうじしてた、僕は捨てて。

「…………」


 あの頃に貰ったレイピアに、
 そっと手を触れた。

 終わった悪夢なんて切り裂いてしまえ。
 僕は騎士だ、それぐらい。