RECORD

Eno.48 Siana Lanusの記録

◆破壊の権能

(illustration:はこみ様 一部自作)

「ああ、神よ。我らが偉大な創壁神よ。
 わたくしは罪を犯しました。
 わたくしは罪深い人間で御座います。
 あなたさまの箱庭を穢し、踏み躙りました」



「セドナは」「……」



「分かりま」「す」
「この」「箱庭」「創壁神」



     繰り返している事に         セドナたちが操り人形であることに


「王は変わって        悪魔に操られて邪知暴虐となったことも、

 セドナの父母          がそれに殺されるようにしたのも


「セドナが           神の意に添わぬ言葉を話せないのも


「我らが」「創壁神      のせいであるのなら







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「────、 」








「初めまして、勇者様。
 セドナと申します。この魔法屋で、
 師匠の元で勉強させてもらっています」


「勇者様、この国の惨状はご覧になったでしょうか。
 ……以前までは、こうではなかったのです。
 数ヶ月前、王は変わってしまいました。王に何があったかは、分かりませんが」


「──あの王を生かしておく訳にはなりません。
 勇者様。どうか、あの王を討つのを手伝っていただけませんか?」



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『世界を変えようとして動いて────変化に街や村自体が耐えられなくなって、
 その一帯の存在が全部おかしくなって、神に気付かれて“元に戻”される。
 ソイツの認知もまるごと“直”されて、全部パアだ』


「残念だよ、真実を知るヤツがどんどん居なくなるのは。
 ……けれど止められる訳がねぇだろ。

 自分のすべてが作りものだと知った時、
 運命がすべて作為であると知った時」


「冷静であれる奴なんて、そうそういねぇさ」