RECORD

Eno.313 《7i.色欲》の記録

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あの人に削ぎ落された傷は、幾分かよくなっていて。

暫くは食べに来ないと言っていたから、その間には完治するだろう。


治りかけの傷を、じっと見ている。

手当てしてくれた彼の手の感触を、温度を、覚えている。




「……好きだなあ、やっぱり」



気のせいなんかじゃなかったな。