RECORD

Eno.207 行木直生さんの記録

整然とした字の手紙

『あの瓶は治療薬ですよ。本当にいらないのですか。
 こちらの勝手な予想ですが
 まだ傷が治っていないのでは?

 渡すなら早くが良いでしょうし
 あの時聞きそびれたことも たくさんありますから

 ■■時にラウンジまで 来てください。
 叶わない場合はお部屋に行くつもりです。

 花布より』

短文の連なり。
自分の文字認識が続く時間の範囲でしか書けないから。
部屋に自力で行ける筈なんてないけれど、
自力でなければ辿り着く手段が多くある。

その可能性を鑑みてどちらを選ぶか
或いはどれでもない選択をするかは、あなたに委ねられている。