RECORD

Eno.105 《5i.残酷》の記録

どこかへ向けた手紙

ご機嫌よう。
パパの言ってた通り、ここはとても楽しい土地。
いろんな人間がいて、ずっと賑やかで、ずっと何かが起こってて。
いつも楽しいの。こんな素敵なところがあるなんて、知らなかったわ。

たくさん友達ができたの。
今はお気に入りの子達と遊んでるの。
みんな私を見てくれる。どんな風に遊んであげようか考えながら、少し意地悪してあげるだけで、毎日楽しくて、飽きなくて。

お気に入りの子ができたの。
赤茶けた髪の、ウォールバンガー。
ひどく醜い火傷があって、ずっとビクビクした男の子。
強迫観念で捻れた心、ずっと辛そうで、だけど頑張ってて。
いつ壊れるかわからなくて、とっても惨め××素敵××××な子。

桃色の髪の、小さくて気丈な、シアーナ。
腕が動かなくって、体が弱ってて、だけど昔の強さにしがみついてる、可哀想な子。
いっつも誰かの心配して、頼られて。
その重さで潰れそうになってる、ボロボロ×××××可愛い×××××子。

白い髪の、赤鬼さん。
怒ってばかり、いつも機嫌が悪そうで。
それなのに誰かのことばかり考えて。
人の世話ばかり焼く、屍背負った偉丈夫さん。
いつ壊れるか楽しみ××で、見ていたずっと面白い子××になる×

白紙の本の、フィールリーン。
何も覚えてない。何も背負ってなくて、何もかもを知りたがる貪欲さん。
その白いページに何が書き込まれるのかしら。
ぐちゃぐちゃに塗りつぶされる時が、今から楽しみバタ×

花の妖精のカンタレラ。
魔物にもなれない、人にもなれない妖精さん。
私を気に入って、ちょっと無礼なこともされちゃったけど。
きっと、趣味が合う、とても素敵で、害悪で。
だから破滅するのが××××、とても楽しみ。


最近お気に入りになった子もいるの。
キョンシーの、莉紗。
主人を探して、生きることを探す、哀れな子。
きっとどうにもならなくて、壊れてしまいそうで。
だから壊してしまいたい××けてあげたい、可愛い女の子。


他の奴らも、いろんな人間と関わってるみたい。

無感動の契約者のナミキ。
随分と暴れて、倫理観もなくなって。
それでもみんなが優しいから止まれない、哀れな子。
あんなの、もうどうしようもないのに。
だから殺してあげたい×××たいけど、難儀な相手で困っちゃう。


まだ紹介したい子、いっぱいいるけど。
今日はこのくらい。

いつかパパも、こっちに来てね?
私のパパだって、みんなに紹介したいから!


     貴方の素敵な娘、メアリーより