RECORD

Eno.33 ロイ・アガルタの記録

あの街で起こったこと3

魔女の処刑の日。
雨が降りそうな曇り空だったけど、多くの人が処刑場に押し掛けてきた。
私も、数日前から手紙をもらえなくなった知り合いから日にちだけは聞いていたので、地下道から抜けて来た。

魔女の首を落とすのはもちろんあの男。
やっぱり、私はあの男が家族と同じくらい嫌いだ。
まるで自分の思うがままに事が進んでいると思い込んでいるような態度、何よりも嫌いだった。

いつか大恥かけばいいのに。

って思ったりもした。


雨が降り始めた時、魔女の処刑は行われる、
はずだった。


まさかね。



























あの男もびっくりしたでしょうね。







































まさか彼の婚約者が処刑を阻止して逃げ出すなんて。