RECORD
Eno.7 の記録
愛なんてロクでもない。
人はそれを尊くて美しく、あたかも素晴らしいものの様に語るがそれは全面じゃない。
愛とはドロドロとした甘ったるい汚泥の様なもので、深ければ深いほどそれは人を狂気と盲目の中に貶める。
愛ゆえに死ねず彷徨い亡骸を抱え続けている幽鬼も
愛ゆえに無い影と虚無を見詰め追い掛ける同類も
愛ゆえに独善と理不尽とも呼べる博愛主義を振る医者も
愛ゆえに振り向きもしない母を求めて騒ぎ立てた子供も
愛ゆえに教会と聖女という存在をなぞり続ける神父も
愛ゆえに死を救いと説きながら他者を殺戮せしめた姉も
皆皆皆皆みなが愛などという唾棄すべき感情を根としていた。愛なんて綺麗なものではない。
尊くて美しく、素晴らしいだけではない。
それらお伽の様な側面の裏で数多の汚泥が沼として広がっている。
こんなものを抱えるくらいならば情動など全て枯れ果てれば良い。
延々と冷や水を掛けた憎悪に薪をくべて水と灰と炭と何もかもが混ざってもう分かりたくない。
わかりたくない。もうよく分からない。わからなくても止まる暇はない。
もういやだどうしてこうなったんだっけ?
回帰に意味なんてない。言論に意味なんてない。言葉を紡ぐ意味なんてない。
だから口を噤んだのに噤んだ意味も無い。だからなんだ? 何にもなってない。
出来る事も出来たことも然して無い。だから、これが、ああ。認めてはいたのに逃がされた。
何もしていないのに。何かしたがった覚えもまだない。理解と納得と諦念を積み重ねる以上にずっと、ずっと、
何も、
何も、
何も。
何もかも。
それらは足を止める理由にはならない。
だって初めから目的だけは定まっているのだから。
思考を止めるな、足を止めるな、何も諦めるな。
身を削り過ぎるな、潰れるな、絶対に。
問題は無いと言え。
隔絶
愛なんてロクでもない。
人はそれを尊くて美しく、あたかも素晴らしいものの様に語るがそれは全面じゃない。
愛とはドロドロとした甘ったるい汚泥の様なもので、深ければ深いほどそれは人を狂気と盲目の中に貶める。
愛ゆえに死ねず彷徨い亡骸を抱え続けている幽鬼も
愛ゆえに無い影と虚無を見詰め追い掛ける同類も
愛ゆえに独善と理不尽とも呼べる博愛主義を振る医者も
愛ゆえに振り向きもしない母を求めて騒ぎ立てた子供も
愛ゆえに教会と聖女という存在をなぞり続ける神父も
愛ゆえに死を救いと説きながら他者を殺戮せしめた姉も
皆皆皆皆みなが愛などという唾棄すべき感情を根としていた。愛なんて綺麗なものではない。
尊くて美しく、素晴らしいだけではない。
それらお伽の様な側面の裏で数多の汚泥が沼として広がっている。
こんなものを抱えるくらいならば情動など全て枯れ果てれば良い。
延々と冷や水を掛けた憎悪に薪をくべて水と灰と炭と何もかもが混ざってもう分かりたくない。
わかりたくない。もうよく分からない。わからなくても止まる暇はない。
回帰に意味なんてない。言論に意味なんてない。言葉を紡ぐ意味なんてない。
だから口を噤んだのに噤んだ意味も無い。だからなんだ? 何にもなってない。
出来る事も出来たことも然して無い。だから、これが、ああ。認めてはいたのに逃がされた。
何もしていないのに。何かしたがった覚えもまだない。理解と納得と諦念を積み重ねる以上にずっと、ずっと、
何も、
何も、
何も。
何もかも。
それらは足を止める理由にはならない。
だって初めから目的だけは定まっているのだから。
思考を止めるな、足を止めるな、何も諦めるな。
身を削り過ぎるな、潰れるな、絶対に。
問題は無いと言え。