RECORD

Eno.8 スフェーンの記録

EP2**************

「路地行って、追いかけてきてくれたんだろうか』




『なら、俺のせいで辛いことを聞かせることに』






……
考えている。考えている。

馬鹿なことを言っている。



「大丈夫」



大丈夫。

「……」



今日の演技は三流以下



今日のセリフはZ級。

「……あんなのまるで聞いてくださいって言ってるみたいじゃないですか


──甘えるなよ。

耳を塞いで丸くなる。完全な防衛のポーズ。
片目が揺れている。
カルミアの声が遠くで聞こえた。怒っている。
いないのに。顔がよくわからない。
星の声が高らかに聞こえたから耳を塞いだ。
大丈夫。呼吸をすれば聞こえない。







「こんなこといってもこまるだけ」


それだけで終わりの話だった。


寄り添うのって近づくってことだった。
線引きをしている。

立ち入らせないような線を弾く。




君がいいって、言えない。

君だからいいって、言えない。




「***って言い訳がましいな」





「そんなだからさ、(略)」







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Q:本当に元世界には相談できる仲間がいるんですか?



「いたよ 本当に』




ただ、なんていうか、そうだな、そうだ。


「………」




強気に笑うカルミアも。
理不尽を飲み込む強いハロームも。
エキセントリックなことばっかり言ってるけど、こちらをよく見ていたダリアも。


「……」


もう 死んでる




「誰もいない」




帰ったところで、彼らはいない





ああ くそ ばか あほ

いない いない


それで針が進むなら、俺は役をまっとうしなければいけない。

それでいい。それで。


話したところで仕方がない。
同じ感情を分けたところで、仕方ない。

誰かに重さを分けたくはない。


それで終わり。





──星が回る話をしている。
私たちは星に生まれ、育ち、そして生活をする。