RECORD

Eno.780 十二支の騎士の記録

羊の日記

昔から付き合う男達はクズばっかだった。
2股以上は当たり前、ヒモ、モラハラ、ギャンブル漬け…
どいつもコイツもみんなそう。

アタシの男を見る目が悪いんじゃない。
好きになった男達みんなクズなのがいけないのよ。


ちょっと待って、何書こうとしたんだっけ…
ああ、そうよ。あれよ。



もう200年以上も前の話。
元カレ結婚詐欺師に騙されて大金を奪われたアタシは、
血眼になって男の行方を追っていたの。

他の騎士達とも手分けして、探しに探して。
──ついに見つけた。……見つけたんだけど。


アタシが探していた男は。
見たこともない魔物に胸ぐらを掴まれていた。
助けてくれと言わんばかりに、半べそ男の視線が向けられる。


「あれ、コイツの知り合いっスか?
悪いんスけど今取り込み中…」


「いや止めに来たわけじゃないから。
アンタ、そいつの顔面ボコボコにしてちょうだい


「えっ何スか急に。怖っ…」




これがチャバタケと会った時の話。