RECORD

Eno.136 鈴庭ダイナの記録

補遺

「オキニの子に自分を殺してもらって楽になろうっていう感性、マジでよくないと思う。すべての苦しみを相手におっかぶせようとするんじゃねー!」


「それは本当にごめんなさい」


「そういうのは死神の役目だかんね。嘘。死神の役目でもない。自分で死ね」


「あっ はい 死にます」


「いや死ぬな」



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登場人物

鈴庭すずにわダイナ
サブカル趣味の高校生。
例の私闘の立ち絵があんななのは『アニメBLEACH一話のルキアになりたかった』などと供述。
好きな斬魄刀は双魚理。


死神トカリリ
「君みたいな美しい娘に看取ってもらえるなら本望だ」みたいなことを言ってくる人間がマジで無理な年頃の死神の少女。
好きな斬魄刀は灰猫。
イラスト:古津ふるさん


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「なんで死のうと思ったの」


「別に死のうと思ったわけじゃないですよ。自分で決めることを放棄したかっただけです。普段からずっとものごとを考えて、考えられなくなることばかり怖がっていると、逆にその方向に進みたがってしまうのかもしれません。自分の人生の意味のなさも怖いです。電球とか飛行機とかを発明すれば意味のある人生ってわけでもないですし、あらゆる命って無意味なんですけど。誰かに殺された瞬間に意味が生まれる気がするんです。自分の中の無意味という爆弾を、その人にリレーする?っていうんですかね。幻想なんですよね。結婚して家庭を持てば幸せになれるとか、子供を生み落すことが命の使命だとか。そういうのから、ボクも逃げられなかったってことなんですよ。結局は」


「ワッフル焼けたけど食べる?」


「いただきます」







※この日記はフィクションです。