RECORD

Eno.599 亜久津 魔沙兎の記録

改造人間乱造世界の記録5

※人造実験等の非人道的行為の描写があります。
 苦手な人は閲覧を避けてください。



















その後のディアバイトの躍進は目を見張るものがありました。
命のままに侵略を先導する電脳人間、躊躇わず民の命と土地を奪う量産型改造人間。

一般兵士に低級の魔法戦士などをバッタバッタとなぎ倒し、
彼等を捕獲して更に量産型改造人間を増やす。

そうやって数年、ディアバイトは都市から一国になるまで成長していきました。
未来科学と人々の命のリソースを惜しみなく使った結果です。
奪った財産で経済的にも潤い、平民以上の暮らしは安定しました。
一方で、貧民は自分が改造人間にされるかもしれないという恐怖と日々戦っています。
ーこれがのちに、「未来科学国ディアバイト」の最期を告げるきっかけになります。

改造人間たちの暮らしは活躍の割に見合わぬ扱いでした。
電脳人間たちは特定地域以外を出歩くことを許されず、
鍛錬と休息、食事以外の自由な時間は殆どありません。
彼等より下の扱いの量産型改造人間の扱いはさらにひどいものでした。
しかしながら、その頭脳はもう「お国のために戦う」と洗脳されているため、
誰も何も疑問を抱かずに戦に身を投じてきたのです。

ーそれから数年、とある事件が起きます。