RECORD
Eno.7 の記録

よくない。よくないな。
誰がどう考えても愚行の極みだと言うだろう、自他共に理解している。
こんな真似なんかしなくとも、波風の立たない解は幾らでもあったはずだ。
態々単身で足を運ぶ真似もずっと前に咎められた覚えがある。
せめて誰かに何かを言うだとか、そうではなくとも――冷静ではない自覚があるなら
時間でも何でも一幕置けば良かったんだ。
こんな互いに逃げ道を無くして何になる。
これ程に縛りあったところで、失血で動けなくなるまで汚泥に沈むのと変わりは無い。
最早そういうものだ。
ずっと前から知っていたけれど、これは既に害する・されたとか敵意とか。そんな次元を越している。
……ただ、だからこそ半端な手出しを許せなかったのかもしれない。
自棄の感情は名残として残っている、けれど致命的な程では無い。
そう、ただ、そうだ。
あたしは呪いをのものを苦として喘ぎ助けを求めた覚えなんか一つもない。
受けた理不尽と与えた罅と傷の、それらを納得の出来る形で終えたかった。
絡み過ぎた幾つもの感情と事象を清算し終えたかったのだと思う。
"潰れればそれまで。"
"食い散らかされて終わるならそれまでの話。"
あの時確かにそう言ったのだから。
折角深くまで刻んだ傷を、他者に依って癒して落ち着いたから、それで満足させて仕舞いだなんて。
そんな都合の良いだけに使われるのは、御免だ。

だから、そう。
この泥沼に沈む足ですら後悔はしていない。
きっとこれは己の内だけで抱えるべきではないのだけれど。
他者を介すには言葉が足りなさ過ぎた。
どうせ滅裂とし絡み過ぎたそれだ。
これらを解するには足りない。
爛れたガワに膿んでいる中身なんか誰も見たがるものか。
そうだ、そうだ。
これに限っては、互いだけが、理解者だったんだ。
金糸

よくない。よくないな。
誰がどう考えても愚行の極みだと言うだろう、自他共に理解している。
こんな真似なんかしなくとも、波風の立たない解は幾らでもあったはずだ。
態々単身で足を運ぶ真似もずっと前に咎められた覚えがある。
せめて誰かに何かを言うだとか、そうではなくとも――冷静ではない自覚があるなら
時間でも何でも一幕置けば良かったんだ。
こんな互いに逃げ道を無くして何になる。
これ程に縛りあったところで、失血で動けなくなるまで汚泥に沈むのと変わりは無い。
最早そういうものだ。
ずっと前から知っていたけれど、これは既に害する・されたとか敵意とか。そんな次元を越している。
……ただ、だからこそ半端な手出しを許せなかったのかもしれない。
自棄の感情は名残として残っている、けれど致命的な程では無い。
そう、ただ、そうだ。
あたしは呪いをのものを苦として喘ぎ助けを求めた覚えなんか一つもない。
受けた理不尽と与えた罅と傷の、それらを納得の出来る形で終えたかった。
絡み過ぎた幾つもの感情と事象を清算し終えたかったのだと思う。
"潰れればそれまで。"
"食い散らかされて終わるならそれまでの話。"
あの時確かにそう言ったのだから。
折角深くまで刻んだ傷を、他者に依って癒して落ち着いたから、それで満足させて仕舞いだなんて。
そんな都合の良いだけに使われるのは、御免だ。

だから、そう。
この泥沼に沈む足ですら後悔はしていない。
きっとこれは己の内だけで抱えるべきではないのだけれど。
他者を介すには言葉が足りなさ過ぎた。
どうせ滅裂とし絡み過ぎたそれだ。
これらを解するには足りない。
爛れたガワに膿んでいる中身なんか誰も見たがるものか。
そうだ、そうだ。
これに限っては、互いだけが、理解者だったんだ。