RECORD

Eno.207 行木直生さんの記録

もう少しだけ、

 
「虫はきもちがわるいので投げてもいい」
「猫はかわいいので投げてはダメ」
「花はきれいなので手折ってはダメ、」

分別を学ぶ中で、一番傷つけるのを許されたのは自分自身でした。
ここでは私の傷に心を痛めてくれる人がいる。
身を案じてくれる人がいる。

心を殺して生きていたあの頃より
随分いろんな事を感じ、頂いたと思う。

たくさんを食って傷つけてそそのかした。
今なお悪びれない、こんな私を。
物語であれば行く先には悲惨な結末が待っていて、
ヴィランは苦しんで地獄に落ちるんだ。
それを、楽しみにしていたのにな。











  気づけば虫食いになった腕がある。
  削れた×××と、×××がある。尚も削れてく×がある。
  ふと瞬けば色褪せていく景色がある。
  
  あとは平坦に転がるだけの道
  あなたのことが気になった